内視鏡の種類

内視鏡種類

上部消化管内視鏡(胃内視鏡)

内視鏡を「口」から入れ、食道~胃~十二指腸を観察する内視鏡です。
異常が有れば細胞を採取し(生検)、顕微鏡で悪性か否かの診断を行います。

経鼻内視鏡(鼻からの内視鏡)

内視鏡を「鼻」から入れ、食道~胃~十二指腸を観察する内視鏡です。
異常が有れば細胞を採取し(生検)、顕微鏡で悪性か否かの診断を行います。
直径5.2mmで口から入れる内視鏡よりも嘔吐反射、苦しさが少なく、楽に検査することが可能です。

下部消化管内視鏡(大腸内視鏡)

内視鏡を「肛門」から入れ、大腸全体(直腸~盲腸)を観察する内視鏡です。
異常が有れば細胞を採取し(生検)、顕微鏡で悪性か否かの診断を行います。
また簡単なポリープ切除であれば、患者さんの同意のもと切除いたします。

大腸内視鏡

大腸内視鏡検査

大腸検査の特徴
1)当院ではすべて大腸内視鏡検査を施行しています。

肛門からバリウムを入れておこなう注腸検査はおこなっていません。
なぜなら、注腸で異常が見つかれば、また大腸カメラを施行しなけらばならず、それは患者さんに2度手間、それだけ負担をかけるからです。

2)当院は患者さんと相談の中でご希望があれば、静脈麻酔をかけて、うとうとしている状態で検査をおこないます。

よく無痛ということを謳っているクリニックがありますが、私はそこまで深く麻酔はしませんし、日帰りでおこなうにはその麻酔では深すぎます。
よって<うとうと>声をかけると我に戻るぐらいの麻酔にしております。

内視鏡検査の流れはコチラから

3)当院ではポリープが見つかった場合、大きさが2cmぐらいまでのものならばその場で切除します。

これをクリニックレベルでおこなっているところは少ないと思いますが、粘膜を切除するこの方法、きちんと確認を怠らず、手順をおっておこなえば、基本的には外来でおこなえる手技だと考えております。
すこし、過激なことを言わせてもらえば、危ないだのへったくれだの言っている医者に限って自分のその手技への自信のなさを理屈で固めているような節があります。

 

また従来のクリニックのように病変があったら、他院に送って再度おこなうでは、患者さんは注腸検査と同様に2度手間です。
無理はしませんが、1度でポリープ切除までできるなら、これ以上の患者サービスはないと考えます。

 

考えうる安全を最大限に考えてポリープを切除する、これが当院の大腸カメラの<心>です。そのために当院は大病院クラスの切除器具をそろえています。

内視鏡で発見出来る主な病気についてはコチラから

40歳を超えたら何もなくても2~3年に1度くらいは検査をしたほうがよいということも言われています。
当院の検査は、月曜日~土曜日まで施行しております。
原則的には、朝、下剤を自宅で飲んでいただき、便を出し切っていただき、14時から(土曜は13時~)検査をはじめます。そして当然ですが、日帰りでの検査をおこなっております。
また、クリニックでの内服を希望の方も応相談ということにしております。

 

まだ検査をしたことのない方は1度検討してみてもよいかもしれません。

経鼻内視鏡

経鼻内視鏡(鼻からの内視鏡)について

当院の鼻内視鏡は、従来の5.9mm、2方向にしか曲がらないフジノン社のものではなく、5.2mm、4方向曲がるオリンパス社のものです。
平塚でもまだまだクリニックレベルではこの内視鏡を入れているところは少ないと思われます。

 

ではこの鼻からの内視鏡、なぜ口からの内視鏡よりも苦しくなくできるのかというと、みなさんが一番胃カメラをするときに嫌なことである、いわゆる<ゲ~>ってやつ、つまり嘔吐反射をおこしにくいということなのです。

 

ではなぜ嘔吐反射をおこしにくいかというと、従来の胃カメラ9mmより細いのも1つですが、鼻から入れることで皆さんが<ゲ~>ってする大きな理由の舌根部をよけて、胃のほうへ通過できるからなのです。
舌根部の<ゲ~>ってやつは、いわゆる指を口の奥に入れて<ゲ~>ってするやつと同じことです。
実際、嘔吐反射も全くといっていいほど起こらず、食道(喉のほう)に入り、何の問題もなく観察できております。

 

ただし、業者はこれを否定はしますが、やはり画像の質は口からのカメラのほうがやや軍配が上がるでしょうか。
ですので、健診やそれに順ずる検査に関しては全く鼻からの内視鏡で問題ないですが、やはり細かいものを見なくてはならない、または精密検査を目的とする内視鏡の場合は、私はまだまだ口からの方が良いと思っています。
ただ、鼻の内視鏡を一度経験すると2度と口からやりたくない、また鼻からなら1年に1回ぐらい内視鏡をしてもよい(患者さんの1人は毎月でも良いと言っていましたが、丁重にお断りしました(笑))という方が増えるのも事実です。

 

胃のトラブルでお困りの方は1度当院へ、適応とご希望とを総合的に考えて、胃カメラが必要な場合はこれも相談にて鼻からか口からかを考えていきましょう!

料金について

胃カメラ:(保険3割負担の場合)

全く所見がない場合 約5,000~6,000円
所見がある場合 約8,000~10,000円
広範囲に所見がある場合 約12,000円前後

※1割負担の方はその1/3の料金です

大腸カメラ(保険3割負担の場合)

全く所見がない場合 約7,000~8,000円
所見がある場合 約10,000~15,000円
広範囲に所見がある場合 約20,000~35,000円

※1割負担の方はその1/3の料金です

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一般内科医、消化器内科専門医として信頼できるクリニックを目指します

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